2015年10月5日月曜日

「職業としての小説家」読了

 
村上春樹の文体が、緻密に計算され、構造化され、推敲に推敲を重ねた上で作られていたということに静かに驚いた。大作家であれ、文章を綴るという行為は、途方もなく地味な作業の積み重ねだという点は、同じなのねん。
 
そして、世界的に有名な書き手と、ちんけな自身を重ね合わせるのはおこがましいけれど、、
「文章を書くという作業には、フィジカルのメンテナンスが非常に重要である」という持論には、とっても納得!! 私も、肉体面を整えることを今までになく重要視している今日この頃です。
フリーランスは、体が資本。体を健やかに保つことも仕事の一部だということを実感として、ひしひし感じています。
 
本書を読んでいて、畏れ多くも共感する部分がたくさんありました。そして、村上さんの謙虚で人間的な一面も垣間見れて満足!

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